本屋で見て気になっていた「読みたいことを書けばいい」を読みました。余白が多い本で文字も大きいため文章も少ないですが、さすが電通でコピーライターをやっていた著者の本ですので、グイグイ魅せられてあっという間に読み終わりました。
自分もブログをだいたい毎日書くようにしており、その目的も将来スキあらば書くことを仕事にしたい、または企業の診断や補助金申請では書くことは必須のスキルなので、力をつけていきたいと思いがあるからである。とはいえ、今更てにをはに注意しましょうとか、ですます調に注意しましょうなんて文章技術を学ぶなんてことはやってられないため、本書はちょうど良かったです。
読みたいことを書けばいい、なんて当然なんです。すでに書いてあることは読めばいい、当然なんですがはっと気付かされることなんですね。インターネット全盛の世の中なので、文章は世間に出回っているのです。誰かが書いているのなら読み手に回ればいいのです。
すでに出回っている文章にプラスして新しい文章を作ることは労力のいることです。本当にそのとおり。私が診断士の勉強法について書かないのはこのためです。すでに散々出回っていますので、革新的な勉強法をとったつもりもない自分は、診断士(受験生)ブログでもそこで戦うつもりはない。あまりブログ等になっていない診断士生活について記入していくということは差別化していけるかなと思っていました。
結構、このマイナーブログにたどりついた人は、すでに中小企業診断士受験生のブログはあれこれ見て回っていると思います。私もたくさんみました。ですが、合格後の活動を対象にしたブログって、受験生向けのブログと比較して少ないと思いませんか?
そりゃそうですよね。一次試験が受験者2万人なので潜在読者数も2万人ともうちょっといるのでしょう。二次試験も受験者6000人なので潜在読者数もそれくらいなのでしょう。それに対し合格後の活動となると1000人くらいしか潜在読者数がいなくなるわけですから。アフィ貼って報酬ガッポリを狙うなら当然ですが受験生向けの記事が中心になります。
私は今、実務補習ってどんなことやるのか、どういう人がいるのか、どういうスケジュールなのか、実務従事でも問題ないのか、どういうのが実務従事になるのか、どうやれば公的支援を行えるのか、どうすれば自治体の専門家登録できるのか、等等を知りたいわけですが、そういうことを書いているブログって少ないなと思い、このブログをはじめました。なくはないですよ。ですが受験生向け記事に比べると質も低く量も少ないのが事実です。まさにこれが「自分が読みたいこと」です。他に類似の記事がすくないので、ひとつひとつにそれなりの価値が出ていくだろうなと思っています。
あとは当然のような感じですが、起承転結につなげることですね。ほとんどテーマも思いつきで文章もいきあたりばったりで作成しているような状況ですので、、起承転結は意識しないといけないなと思います。
もうひとつこの本を読んでよかったことは「伝える情報は1回につき1つ」という点でした。確かにCMとかでもそうなんです。これはプレゼンとかでも使えると思いました。中小企業側がいろんなところが魅力的な製品を作ったとしても「○○もいいし、▲▲もいいし、□□もいいんです」ってたくさんアピールしても相手には伝わりづらい。「○○は業界初の最高の技術を用いています」みたいな一点突破のほうが相手には刺さる。印象に残りやすいんですね。なるほどなーと勉強になりました。
さいごに、前回大学生向け就活の記事を書きましたが、、本書でも就活向けESの作成のしかたや面接の臨み方についての記事があります。とても自分が大学生だったとしてもマネできるやり方ではないですが、考え方は非常に参考になりました。どうやったら興味を持ってもらえるかというのは就活に限らず必要な考え方です。割といろんな人向けの必読書だと思いました。
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