大学はリーグ戦がある
私のいた大学はプロ選手も稀に排出しているものの強豪と呼ばれるような大学ではなく、そもそものリーグ自体もレベルが高いところではありませんでした。ですが私と同学年に後にメジャーリーガーとなる某投手がいまして、リーグ戦の最多勝と最多奪三振の記録を作る4年間を見続けたわけです。夜行バスで神宮球場まで行って全国大会も見たりしました。
大学野球もおもしろいな、と思いシーズンに1試合は見に行っていました。そりゃ強ければ楽しいですよね。見に行けば負けないし優勝する瞬間も何度も見ていたので。そのメジャーリーガーも学部は違ったのですが般教の試験なんかではちょくちょく見かけたものです。
同じ大学の同学年の投手がドラフト1位でプロに入って、その後メジャーにも行くわけですから、同じ時を過ごせて本当に幸運で楽しい大学野球でしたね。
社会人になってから
社会人になって、というより前職の会社に入ってから衝撃的だったのですが、同期がやたら野球に詳しい奴ばかり。詳しいという次元ではなく頭おかしい。全くついていけない。飲んだらもうマニアックな野球の話ばっかりで、ただひたすら鍛えられました。どれくらい頭おかしいかと言うと、飲み会の後4,5人で智弁和歌山高校の校歌を歌いながら駅まで歩くくらい頭おかしかった。渋谷の中心で智弁和歌山の校歌歌ってる人みたことある?しかもそのうち一人は応援のフリ付きです。別に縁もゆかりもないけど、今でも歌えるよ智弁和歌山の校歌。
新卒の研修が神宮球場から30分くらいのところであったもので、同期10人くらいで神宮球場に野球を見に行こうという話になりました。ちょうど交流戦でヤクルト-西武をやっていたのでこれだな、という感じで。ですがその10人くらいの中に西武ファンもヤクルトファンもいたのでややこしい話になり、1日目はレフトスタンド、2日目はライトスタンドと、ヤクルトファンと西武ファン以外は2日続けて行くことになりました。
試合は2日とも花火大会で、1日目は10-8、2日目は14-8。グレッグ・ラロッカ選手が1日目は三打席連発、2日目は1イニング2発というとんでもない当たり方でした。いくら続けて野球を見に行ったとしても、2日で1人5本なんてもう見ることはできないだろう。1日目はやたら自分たちの座席の少し前にホームランが着弾しており、そこに座ってた外国人が1試合で3球くらい拾ってた。
マニアックな奴らからしてももちろんおもしろい試合だったようで、この試合のあとの研修後の飲み会でももう野球話ばかり。楽しい楽しいと話をしていたら野球にあまり興味のない人たちも「野球を見に行きたい!」と思うようになったらしく、東北の出身の人と東北大出身の人が10人くらいでヤクルト-楽天戦を見に行ったそうです。その試合はヤクルトのガトームソン投手がノーヒットノーランを達成し、楽天は一本のヒットも出なかったのです。東北出身者はみんなしょんぼりしていました。
この年はヤクルト-ロッテ戦も見に行ったのですがこの時に里崎のホームランボールを拾っています。レフトスタンドでマリーンズサポーターに擬態していたのですが、打った瞬間ホームランになるとわかり、着地点もバッチリ目測でき通路に着地するのがわかりました。私は通路から2席目にいたのですがすかさず通路に出てワンバンでキャッチしました。
そのホームランの映像がありました。5:15くらいの里崎の7号です。残念ながら着地点が映っていません。
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