工場のことを知らなくても事例3は解けます。

事例3が難しいという印象がある人で、工場のことを知らない・イメージできないから解けない、という人が一定数いるようです。結論を先に書くと試験対策として事例3で点数を取るだけなら「工場のことなんて特に詳しくなくても問題ない」です。

もちろん、二次試験で頻出の生産計画や生産統制、一次試験でも頻出のCAD,CAM,CAE,NC,PDM,POP等の用語は抑える必要ありますが。事例3は毎回同じようなポイントが繰り返し出題されていますからね。抑えるポイントというのもそんなに多くありません。どんなポイントが繰り返し出題されているか?については以前も書きましたが、一発合格道場のだいまつさんの過去記事を参照すると大変勉強になります。

私は、初めて二次試験の勉強をしたときは事例3が一番できるつもりでいました。他の事例と比べると問題点や改善すべき点はかなりはっきり書かれていますからね。それを問題だと指摘し、問題点に対する改善策を具体的にかけばいい話なのですが、私はだいまつさんの記事を読んでこの認識をはっきり持つことができました。この問題点や改善策って、工場のことほとんど知らなくても浮かび上がってくるんですよね。

初めての学習だと、「何が問題なのかわからない」という方もいらっしゃるのかもしれません。そこに工場のイメージができないからなおさらできないというイメージがあるのではないかと思います。

そもそもですが、試験に特定の業種の知識がなければ解けない問題はまず出題されません。去年だって、別の事例ですがネイルサロンに縁もゆかりもない男性が1000人くらい合格しているわけですから。与件文の企業の業種・業界に詳しくなくても問題を解くことができるだけのヒントは与えられているものです。

逆にですが事例3が苦手な人でよく聞くパターンがメーカー・製造業勤務のため、知りすぎているためあれこれ想像できてしまうパターンです。知りすぎているが故に与件文からハズレた回答を書いてしまうパターンがあると聞きます。

どの事例でも言えることですが、与件に忠実に聞かれたことに素直に答える、という鉄則に変わりはないですし、変に与件文の企業の業種を知っているよりも、フラットなほうがこの鉄則には従いやすいのではないかと思っています。

なので、工場についての前知識はそこまでなくても問題ないと思っています。どうしても気になる人はyoutube等の動画を見てイメージを具体化すると良いと思います。最近の工場設備の動きを見てるとおもしろいんですけどねー、試験対策としてはどうかな?という気もします。

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